運転免許更新は、視力検査だけ?聴覚障害者の適性検査はどこで?

普通免許の更新では、視力は両眼で0.7、片眼で0.3以上の視力が必要です。甘くみていると更新が認められず、自分の時間と更新費用がパーになるなんてことも、よく聞く話です。

視力検査は必ず受けていると思いますが、聴力検査を受けたことはありませんよね?高齢者の方は、加齢性難聴の方もみえると思いますが、問題ないのでしょうか?

スポンサーリンク
レクタングル(PC用)広告

運転免許の適性検査は、視力・聴力・運動能力

自動車免許を取得するときには、「視力・聴力・色彩識別能力・運動能力」の適性検査を受けているはずです。これらが基準に達していない場合には、運転免許証は交付、更新されない。

これが、正式なルールです。

ですから、視力検査をパスできなければ、本当に更新してもらえません。

5年前がどうであれ、視力が落ちていれば、眼鏡もしくはコンタクトレンズを準備していく必要があります。

運転免許更新時の聴力検査

視力検査は、ほぼ全員の方が受けていると思います。

でも、聴力検査は、受けたことありますか。

ほとんどの あなた ノーですよね。

理由は、以下の条件をクリアする必要があるからです。

日常の会話を聴取できること、10メートルの距離で90デシベルの警報音の音が聞こえること(補聴器使用可能)

「日常の会話を聴取できること」

免許の書き換えの手続きには、ある程度の会話は必ず必要です。

職員の指示が分からなければ、次にどこに行けばいいか、分かりませんよね。

人の話が理解できない状態で、こっそり更新を済ませることはまず無理です。

更新手続きそのものが、一種の検査になっているということですね。

視力

一種免許で、視力は、両眼で0.7以上、片眼で0.3以上が必要です。

眼鏡・コンタクトレンズなどで矯正は可能ですが、当日、これらを忘れてしまうと、運転免許証の更新ができません。

視力の場合は、聴力に比べ、非常にハードルが高いですね。油断していると、本当に、時間と更新料金が無駄になります。

注意してください。

色彩識別能力

信号の色が識別できないと運転できない。当然といえば、当然です。

運動能力

「運動能力が、運転に支障ないか?」を判断します。

これも聴力同様に、隠して更新できるものではありませんね。

怪我をして、運動能力が低下している時は、どうなるのでしょうね?

聴力検査と補聴器等の記載

ポジティは、後々、トラブルになることも嫌でしたので、耳が悪いことを申告したところ、今回は、実際に聴力検査を受けることになりました。

検査内容は、

「補聴器を外した状態で、ブザーのような音を鳴らしてもらい、聞こえたら右手を上げる」

なんとも、簡単な検査です。

実際に検査が始まると、ブザー音は、鳴ったような、鳴っていないような。

本当に、微妙な音。

(耳の悪い人の感想です。通常の人には、頭が痛くなるほどの騒音だと思います。)

やはり、補聴器がないとつらい!

2回目のトライでなんとか、OKが出ました。

補聴器をつけて会話ができると判断された場合には、免許証の条件に「補聴器等」の記載が加わり、運転時に補聴器の着用が義務づけられる訳です。

視力の場合の、「眼鏡等」の記載と同じ。

今回は、幸運にも「補聴器等」の記載は追加されませんでした。

常日頃から補聴器をしているので、体の一部のようなものですが、補聴器は電池が切れてしまえば、ただの耳栓です。

補聴器の電池切れで車が運転できないのは、つらい。

これは、これで助かりました。

障害者手帳と運転免許証

運転免許証の更新には、障害者手帳の所持の有無は全く関係ありませんでした。

これは、運転免許証の交付にも言えることだと思います。

つまり、細かい病院での検査結果よりも、10メートル離れてクラクションや警報機の音が認識できること、これが大切な要素となります。

運転免許に関しては、病院の判断よりも、警察の判断が優先されるわけです。

ポジティもこのまま難聴がひどくなり、10メートル離れた場所でクラクションや警報機の音が認識できないと判断されれば、障害者手帳の等級が今のままでも、運転はできなくなります。

病院の判断とは全く無関係なのです。

まとめ

難聴者の運転免許更新は、まとめると以下の通り。

  1. 視力検査は必須、聴力検査は職員の方が必要と感じた時点で行う。
  2. 更新手続き自体が、日常会話の検査
  3. 眼鏡(コンタクト)同様に、補聴器を忘ないで!!

高齢で、加齢性難聴の方は、

検査をパスできなくなった時が、運転免許を返納する時期と考えていただく

これも一つの判断基準ではないでしょうか?

ポジティは、病気で難聴になっていて、日々悪くなっています。

10メートル離れてクラクションや警報機の音が認識できなくなった時点で、運転はやめようと考えています。自分の都合で、人を不幸にしてしまっては、申し訳ありませんから・・

今は運転できるため、あまり利用していませんが、ポジティは、自治体から福祉特別乗車券を発行してもらっています。

このような乗車券で、公共交通機関を利用することになるのでしょうね。

福祉特別乗車券?・・・何?

運転免許証の更新と少し話が外れますので、福祉特別乗車券については、また別の機会にお話させていただきます。

最後まで、読んでいただき、ありがとう御座いました。

スポンサーリンク
レクタングル(PC用)広告
レクタングル(PC用)広告

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする