障害者枠での就職は損なの?求人は豊富?平均年収は?給料は安いの?

障害者の就職には、ほとんどの企業が障害者枠を設けています。

一般枠?、障害者枠? 何が違うのでしょうか?

実は、賃金も含めて雇用条件が全く違う場合が多いのですが、障害者枠は本当に損なのでしょうか?ポジティの経験から考えてみました。

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一般枠・障害者枠とは

事業主には、障害者をある一定の比率で雇用する義務があります。

この比率を、法廷雇用率と呼び、

民間企業は 2.0%

失礼しました。2018年4月からは、

民間企業は 2.2%

つまり、正社員1,000人の企業は、障害者を 22人雇う義務があります。

少し乱暴ですが、障害者枠 2.2%(目標値)、一般枠が残の通常採用枠。

こんな、イメージです。

障害者枠のデメリット

これからは、少しポジティの経験をお話します。お付き合い下さい。

入社した時は、健常者でしたので、障害者枠などという概念を全く知りませんでした。

つまり、ほとんどの人は当然のように、一般枠で採用されるわけです。

聴力が落ちてきて、満足な仕事が出来なくなり、障害者枠の適用を申し出ましたが、上長に恵まれていたようで、すぐに止められました。

管理職になるまで、なんとか頑張れないか?

障害者枠になったら、昇格はおろか。昇給も見込めなくなるぞ!

もう少し頑張ってみろ!

結局、上長が退職された後、守ってくれる人が居なくなり、障害者枠の社員になります。

障害者枠になって感じたことは、

「ホントに給料増えないんだ!」

減給こそありませんでしたが、10年間、一切昇給なしでした。

これ、東証一部上場企業に就職していたことで、まだ救われた部分だと、後で気づきました。

中小企業でしたら、減給されてたかも知れませんからね。

就職の時点から障害者枠では、低所得で生活が厳しくなることは否めません。

ライフステージのステップアップに伴い、給与が増えていかなければ、大変ですよね。

障害者枠のメリット

まずは、電話がかかって来ても、応対しなくてもよくなりました。

それまでは、耳の聞こえない人に、電話応対をさせていたんです。

「なぜ出ないんだ?新入社員でも出来るのに?おまえ本当にこの会社の社員か?」

結構、無茶を言われてましたけど、障害者枠になってこれがなくなりました。

配慮されるようになった ということです。

その後、いろいろな部署に異動になり、難聴でもこなせる仕事をみつけて、今に至ります。

難聴だけでなく、心の病気になりかけてましたから、これで一息といったところでしたね。

耳が聞こえないのに、営業職に回されたときは、本当に辛かったです。

就職に大切なことは何?

ポジティの体験談は、あまりいいサンプルではありませんが、一つ言えるのは、

大企業でも

  1. 障害者雇用が上手な企業ばかりではない
  2. 障害者雇用の給料が高いとは限らない

と言うことです。

では、何に重きを置くか?

  1. 障害を持つ自分がこなせる業務か?
  2. 業務に見合う給料が貰えているか?

障害者雇用に力をいれていない企業は、雇用条件の整備も中途半端です。

健常者と全く同じ業務をこなしているにも関わらず、給料が著しく安い。

残念ながら、こんなことはよくあることです。

障害者の就職は、企業の規模ではなく、妥当な賃金で長く働けるか?

これが重要ではないでしょうか。

ポジティは、もう転職することもない年ですが、もし、今の障害を持った体で、あと数年後に、就職をするのであれば、こんな準備をしておきます。

  1. 自分の短所、長所は何か見極める
  2. 長所を磨く(就職まで)
  3. 短所はほおっておく(気にしない)
  4. 就職活動は、人より早めに始める

自分の短所、長所は何か見極める

短所は、何か?

言わずと知れた。自分の障害ですよね。

ポジティでしたら、難聴。

では、長所は?

これは、ポジティのように、健常者と障害者を経験した人しか、気づかないかもしれません。

ポジティは、

難聴になって「眼から入る情報だけで周りを洞察する能力」が、飛躍的に高くなりました。

こんなこと、人より優れていて、何か意味があるのか?

自社製品を検査、検品するには、打ってつけのスキルです。

検査は、非常に神経を使う作業で、通常の人には、長時間の業務は大きな負担を感じるようですが、ポジティには苦にならない。

耳が聞こえないから、眼から入る情報だけで全てを判断する。

しかも、1日中、休みなしで・・・・・

日常生活に必要なことだったため、知らず知らずのうちに耐久力も訓練されていたようです。

長所を磨く

次に必要なのは、自分の長所が、本当に業務で役に立つのか、就職前に試しておくことです。

実際に、アルバイト等で業務が経験できれば、一番いいのですが、ここからは、お父さん、お母さん、擁護学校など の協力が必要かも知れません。

短所は、簡単には解決できない問題でしょうから、

効率が悪いので、この際、無視しましょう。

気にしないで、長所を磨く。

就職活動は人より早く始める

自分が磨いてきた長所をどこまで生かせるか?

短所をどこまで配慮してもらえるのか?

この条件が満たせた後に、初めて賃金の問題になると思います。

大企業の方が、世間体はいいかも知れませんが、数十年の間、茨の道を歩かなければならない可能性もあります。残念ながら、まだまだ日本は、障害者に開けた社会ではありません。

とにかく、職探しには、時間をかける。

障害者に、転職はありえない。

充実した毎日を送ることができて、定年まで働けること。

こんな企業が見つかるといいですね。

まとめ

会社に入っても、いろいろな人がいます。

実力が無い人ほど、他人の弱点をついてきます。

障害者の障害についても、恥も外聞もなく・・・・

ポジティも、最初はこれが口惜しくて、

「なんとかしたい!!」

この一念で、必死になっていました。

しかし・・。意味が無いことに気づきます。

「なんとかなる!!」のなら、

この世から障害者はいなくなりますよね。

磨きをかけて伸びる長所エネルギーを注ぐ

これが重要ではないでしょうか。

ポジティがブログを書き始めたのも、

世間の人と満足にコミュニケーションが取りたい

この思いからでした。

健常者だったころは、とにかく文章を書くことが嫌いで、

「お前の報告書は、何が言いたいのか、わからん!書き直せ!」

こんなことを言われても、何もしなかったのに、まさか自分から文章を書くようになるとは・・・

今回の記事は、結構、ポジティの理想論も入っています。

現実的には、管理職になることも難しいでしょう。

でも 障害者でも高みに上りたい こんな思い あるのでは・・・

毎日を悶々と過ごしている あなた

ポジティと一緒に、ブログを書いてみませんか?

障害者としての あなた の声で、情報発信してみませんか?

現在、「ポジティブスタイルclub」は参加者を募集しています。

障害者としては、生きづらい世の中です。

フリーランスとしての自分を磨いてみませんか?

最後まで読んでいただき、ありがとう御座いました。

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