少額貯蓄非課税制度を利用し「個人向け社債」を購入してみた

障害者手帳を持っていると、預貯金と債券共に350万円までの金利が非課税になります。

少額貯蓄非課税制度(通称:マル優)といいます。

あ、知ってました?

ただし、自動的に非課税となるのではなく、それぞれ手続きが必要です。

ポジティもこの制度を利用してますので、今回はこの手続きについてご紹介します。

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マイナス金利時代

今年に入ってから、定期預金の金利が限りなくゼロに近づいています。

銀行の預金に関しては、非課税となる金額が小さい割りに手間がかかるため、今は利用していませんが、両方ともご紹介します。

銀行預金の場合

通称「障害者等のマル優」と呼ばれる非課税制度です。

350万円を、「金利0.2%/年」の定期預金にあずけると、税込みで年に7,000円の利息がつき、これが非課税になると、1年に「1,400~1,500円」得することになります。

ただし、これを手続きするのが結構大変です。

障がい者手帳を所持する人の人口が少ないせいか、銀行窓口のお姉さんは「障害者等のマル優」のことをよく知らない方がほとんどです。対応に時間がかかります。

ポジティが思いつく最良の方法は、10年定期に預けることです。

これでしたら、申込は少し大変かもしれませんが、1回申込めば10年間の利息は非課税。

もし興味があるのでしたら、キャンペーンなどのタイミングに銀行の窓口で相談されることをオススメします。

債券の場合

通称「障害者等の特別マル優」

こちらも、銀行預金と同じで普通に購入するよりも手続きが複雑になりますが、金利は一律ではありません。金利は、発行体の信用度で大きく変わってくるからです。

例えば、ソフトバンクが発行している債券(社債)の中には、年利3%のものも存在します。

年利3%です。すごいですね。

ただし、リスクもそれ相応です。

銀行預金のように、預金保険機構に守られているわけではありません。

債券は、銀行預金と違ってほとんどの方になじみのないものでしょう。

次の章でもう少し掘り下げてお話したいと思います。

狙い目は個人向け社債

債券の種類

債券は大きく分けて、

  • 国債 :国が発行(例:国債)
  • 地方債:自治体が発行(例:愛知県民債)
  • 社債 :企業が発行(例:ソフトバンク債)

に分かれます。

国債、地方債は、発行体の信用度は抜群ですが、金利は定期預金の利息とさほど変わりません。あくまでポジティの主観ですが、魅力に欠けますね。

ということは、注目は社債ということになります。

社債とは?

社債は、企業が発行する債券です。

でも、どうでしょうか。社債という言葉、あまり聞いたことがないのでは?

まして、何処で買うことができるのか?

こんなことになっている理由は、実はこの社債、ほとんどが「機関投資家」に取引されています。これが、あまり耳にしない理由です。

三菱東京UFJ銀行などは、信用度は抜群ですが、個人で購入できる社債はほとんど見なくなりました。機関投資家と取引されていて、個人投資家まで回ってこないためです。

ただ、この社債の中にも、「個人向け社債」と呼ばれる個人でも購入できる社債が、

少数ですが存在します

つまり、「個人向け社債」に投資するには、いかにして探すかがポイントになってきます。

個人向け社債の探し方

ネットで社債を探す

「個人向け社債」をテーマにブログを書いている方の情報を頼る方法です。

Google で「個人向け社債」のキーワードで検索すれば、いろいろ情報が出てきます。

いつに?、どのような条件で?、取り扱い証券会社は?などの条件を入手して、実際に証券会社のサイトで詳細を確認します。

ここでよく検討し、購入の意思が固まったら、次は証券会社へ足を運ぶことになります。

証券マンからの紹介

証券会社の営業担当者(証券マン)から情報を得て、社債を購入する方法もありますが、基本的にお得な情報はまわって来ません。ネットで調べて気になる社債があれば、こちらから連絡をとるため、電話がかかってくるのは、条件の悪い社債ばかりです。

ポジティは、証券マンからの紹介で社債を購入したことがありますが、この方法は、取引を重ねて証券マンと信頼関係を築いた後の話です。

損をしても証券マンは責任をとってくれません。

証券マンはノルマ達成のためであれば、無理に勧めてくることもあります。ある程度の経験を積んだ後でなければ、おススメできません。

個人向け社債の購入方法

取扱証券会社へ直接訪問する

最初はネットで社債を探し、取扱証券会社を調べておきます。

次は、アポなしでいきなり証券会社を訪問し、予め調べた社債を「障害者等の特別マル優」を適用して購入したいと伝えます。証券会社にちゃんと対応する気があれば、「障害者等の特別マル優」に詳しい営業担当者に対応してもらえるはずです。

なぜ、アポなしなのか・・・

アポをとってしまうと、先に営業担当が割り振られてしまう可能性が高いからです。

障がい者手帳を所持している投信家は少ないようで、「障害者等の特別マル優」を知らなくても、証券会社の営業は勤まるようです。銀行の窓口ほど親切ではなく、自分のノルマ達成に最も都合がいいものを勧めてきます。

こうなると、この証券会社は諦め、次の証券会社をあたる方が効率的です。

社債は、インターネットでは「障害者等の特別マル優」を適用して購入できないため、証券会社の営業担当者を通す必要があります。

どんな営業担当者と出会うかが一つのポイントとなるのです。

投資もインターネット主流の時代ですが、ここもローカルなやり方ですね。

まとめ

ポジティも最初は、個人向け社債を「障害者等の特別マル優」を適用して購入するのは無理だと思い込んでいました。証券会社の営業担当者の発言を鵜呑みにしてたんですよね。

でも・・・・

ある年に担当者が交代して、真実が分かります。

2年分ぐらい損しましたね。

人の言うことを鵜呑みにしない。

年利3% の社債を300万円分保有していれば、毎年9万円の金利が手に入るわけです。

税金が引かれると、7万円程度になってしまいます。

ありがたいですよね。

障害者等の特別マル優

本記事を参考に投資いただき、発行体の破綻等で損害が発生した場合も、責任は負いかねます。投資はご自信の責任にてお願い致します。

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